2021.05.09 山上ヶ岳

2020年新入部員のししまるです。

コロナ禍でなかなか例会山行含め、気軽に山行しにくい中、先日ZOOMを併用した室内例会を行い、新入部員向けの規則等の確認とHP内のブログの書き方を教わりました。ですので、さっそくブログを書いてみるにあたり、5/9の個人山行を書いてみようと思います。

天候 : 午前は曇り→徐々に晴れ間

メンバー : ししまる

目的 : 大峰山脈の山を一人で日帰りで登ってみる

5:45 清浄大橋

8:00 レンゲ辻

8:30 大峰山寺、山上ヶ岳

9:15 西の硯

9:45 鐘掛岩

10:30 洞辻茶屋

10:50 お助け水で昼食

12:30 清浄大橋女人結界門に戻る

清浄大橋入口、ここから右手の林道を進み、レンゲ坂谷へ進む
林道終点、レンゲ坂谷の登山口
新緑の中、方角と看板、シールを頼りに歩く
レンゲ辻、山上ヶ岳方面の女人結界
湧出岳のお花畑と呼ばれるところ、秋にまた来たい
大峰山寺、どうやって建てたの…?
大峰山寺に続く石階段、〇〇講の石碑が並ぶ
宿坊、山の上に泊まれるのか…数多くの山伏が泊まったんだろう
西の硯、行場の一つ
奥崖道からみた西の硯
山伏、挨拶は「ようおまいり」
鐘掛岩
鐘掛岩からの洞川方面の風景、大峰山の寺から洞川の町が望める、修行の場から見える町は郷愁に浸れる
奥崖道を北に歩くと3、4軒小屋がある。小屋でグッズや飲み物、陀羅尼助の販売できるところもある。
洞辻小屋、コーラが売ってた。飲んではいない
花の名前をおぼえたい
お助け水の近くにベンチがあり、昼食にした
ちくわマドラー
一本松小屋
最後の石畳、スギの巨木が揺れてミシミシ鳴っていた

山を登り始めて3年くらいで、H.C teruruに入会するまでは複数人で登ることが多かったため、山頂の景色は気持ち良いと感じていても、カメラで風景を残していたとしても、今まで登った山がどんなだったかをあまり記憶に残っていませんでした。やはり自分で山行計画をたてて登った山は、事前の下調べで山行を思い描き、記憶にも残ると思い、一人で登ってみたいと考えるようになりました。

大峰山系は、以前一泊二日の行仙宿山小屋ー笠捨山に登ったことがありますが、壮大な大峰山脈を日帰り、テント泊で楽しみ、山様を知ることが、当面の目標です。

家から洞川まで車で約2時間弱、大橋茶屋前で車を停める。開店前だったので下山後に駐車料金を支払う。

レンゲ谷は登りを計画時に勧められる。急登でゆっくり2時間くらいかけて登る。ゆっくりいけば沢や植生を楽しみながら登りやすい。下りの場合は階段が濡れていたら滑る可能性があるので、注意深く降りる必要がありそう。

レンゲ辻に着く。西は稲村ヶ岳が見え、バリゴヤに続く姿が神々しい。結界門を抜けて鎖付きの細い道を登る。風が抜けるところで所持品が吹き飛びそうなほど吹き、慎重に歩く。

湧出岳、山上ヶ岳に着く。お花畑は低い草木の野原で花はなかったが、花が咲く頃を想像するとまた来たくなる。大峰山寺、大きな寺が建っている。奥崖道に続く南を地図片手に眺める。壮観すぎて山の名前がわからなかった。今度は南から攻めるか。御朱印をいただく。スタート地点で車を停めてたであろう反対ルートを歩いた人と山上で会う。

洞辻小屋までの奥崖道を歩く。宿坊はあまり人がいなかったようで、一度泊まりを含めた山行をしてみたいと思った。トレラン、山伏とすれ違うたびに「ようお参り」と声を掛け合う。山伏は地下足袋とリュックで小屋泊で本宮に向かうのであろう。西の硯からの岩場の光景、鐘掛岩からの山景を時間を忘れるほど眺めた。稲村ヶ岳からバリゴヤの深さ、小天井岳、大天井岳、吉野に続く山並み。小屋がある、人がいる安心感。記念に熊鈴を買う。

洞辻小屋を清浄大橋方面に下りる。鹿の下肢の骨を立てかけている。立派な骨質だった。お助け水のところで陽がさしてきて、ベンチで昼食にした。のんびり休んだ。ちらほら山伏スタイルが数人、子供含め登ってきたが以降登ってくる方はおられなかった。一本松小屋を越え、そろそろスタート地点に戻るあたりで、スギが風で揺れてきしむ音が爽やかだった。

最後の石畳を歩き、結界門に到着。大峰山の一つを自分で登った一つの達成感を得られた。

ししまる