2023.08.11〜13 笠ヶ岳

メンバー
じゅんじゅん、ピグ、あっちゃん、よっしー

天気
1日目晴れ、2日目晴れのちガス、3日目晴れ

コースタイム
【1日目】

15:30新穂高温泉バス停

15:42登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)

16:39わさび平小屋泊

【2日目】

4:15わさび平小屋

4:30笠新道登山口

8:16杓子平

10:29笠新道分岐

11:54笠ヶ岳テント場

16:00笠ヶ岳山荘から笠ヶ岳へアタック

【3日目】

4:50笠ヶ岳テント場

6:17抜戸岳

8:34大ノマ岳

9:41弓折乗越

10:15鏡平山荘

13:09わさび平小屋

14:33新穂高温泉無料駐車場

『お盆休みの大縦走in雲の平』企画スタートはちょうど3年前。
2年連続悪天候。
そして。。。今年も3度目の正直とはならなかった。。。
出発3日前に発生した台風7号の行方を睨みながら、泣く泣く中止し転進を模索。
短い期間でテン場等を確認して笠ヶ岳に決定。
実は、密かに憧れて続けた笠ヶ岳!!!
突然その日が来たのだ!!!

【1日目】
早朝出発したけど、やっぱり京都で渋滞に巻き込まれてしまいました。
予定より1時間ほど遅くれて新穂高温泉に到着。
無料の第3駐車場へ行くと、運良く登山口に1番近い場所に停めることができました。(下山した人と入れ替わることができました。)
この日は、先に笠ヶ岳を登っていたかずさんが下山する日。会いたかったけど、残念ながら帰阪に間に合わず…(T-T)
気を取り直して、私達もいざ笠ヶ岳へ!
1時間30分ほどで宿泊地のわさび平小屋まで。
わさび平はとても綺麗な小屋と快適なテン場でした。まだまだ下界に近い?笑
晩御飯はじゅんじゅん調達のThe Small Twist Trailfoodsチリビーンズ(フリーズドライ)とチーズ、ウィンナー
いつも美味しいものをありがと!!
フランスパンが進むわぁ〜

明日はいよいよ日本屈指の急登『笠新道』です。

【2日目】
まだ暗い早朝、満点の星空の下で朝食&支度をし出発。
左俣林道を15分ほど戻ると笠新道入り口です。

噂通り、スタートから急登。夜明け前にもかかわらず、あっという間に汗だくです

歩けど歩けど急登…。
辛い、辛すぎる…。
何度もスマホでカンニングしてしまう…。
まだまだ、あぁ、まだまだだ…。
それでも、歩き続けることが出来たのは、振り返って見える景色のおかげでした。
はじめは西穂、その奥に乗鞍。ジャンダルムと穂高岳山荘、北穂の方まで見えてきて、槍、小槍そして北鎌尾根。

見たことない角度からの穂高連峰でした。

そして、笠新道が終わりを告げた時、目の前には優雅に広がる杓子平とその奥に大きな大きな笠ヶ岳が現れたのでした。

杓子平と奥に笠ヶ岳
杓子平から見る槍ヶ岳

少しの間、この雄大な景色に見惚れて休憩。杓子平を過ぎて再び訪れる急登はつらかったけど、これを登り切ると、あとは最高の稜線歩きのみです。
この日は既に雲が沸いてしまったけど、可憐な花々やチングルマの群生に時々足を止めながら、稜線歩きを楽しみ、あっという間にテン場到着〜。

テン場から見る笠ヶ岳山頂

小屋(トイレ)が遠い以外はゆったりと広く、景色も最高。
ひとまずテントを立てて、小屋へ移動。
今期、テン場の水場は枯れていて、小屋で買える水も1人1リットルまででした。
ガスが切れるまでと、お昼ご飯を食べてお昼寝。

事件現場かよ…

テントへ忘れ物を取りに行ったあっちゃんは、途中、雷鳥の親子に会えるという幸運に遭遇。(ずるい!!)

ポーズを決める親鳥
親鳥を追いかける雛

雲が切れ始めたので、そろそろ山頂へ行ってみよう、と歩き出す。
が、山頂は再びガス。

のんびり座って待ってると、立派なカメラを構えたお兄さんが話しかけてくれました。
プロのカメラマンだそうで、わさび平から一緒だったことも発覚。
楽しく話していると、再び雲が切れてきたので、集合写真を撮ってもらい先にテン場へ戻りました。

山頂から杓子平方面を望む

(トイレが遠くなるので小屋の近くで食べようズボラをしたら、テン場でお願いしますと注意を受けました。すみませんでした(^-^;)
気を取り直して、テン場で晩御飯。

今夜はアルファ米とシチュー。
それぞれ2種類に全卵粉で作ったスクランブルエッグを添えて。
あっちゃんが綺麗に盛り付けしてくれました。フォトジェニック!!

お腹いっぱい!ご馳走様でしたー。

【3日目】
台風の影響が気になる3日目の朝。
小屋から眺めた夜明けは、素晴らしい槍穂高のシルエットを映し出してくれました。

さあ、出発だ!!

鏡平分岐までの稜線歩きは、本当に本当に素晴らしくて、笠新道を登った甲斐がありました。

朝日とチングルマ

そして左手には雲の隙間から黒部五郎岳とその奥に薬師岳、雲の平が見える。
本当は行くはずだった雲の平を眺て歩くなんて感慨深い。。。(待ってろよー!!!)

左手奥に雲ノ平、薬師岳、黒部五郎岳等々
振り返って笠ヶ岳を望む

鏡平分岐からは鏡平山荘の赤い屋根と鏡池が目の前に。ここも、ずっと行きたいと願っていた場所でした。

小屋では予定通り全員で味噌ラーメンを頂き、かき氷をシェア。練乳はあっちゃんの行動食を分けてもらいました。

さぁ、ここからは最後の力を振り絞って下り切るぞー!健脚リーダーのギアも上がる!!
わさび平へ戻る頃には足の裏が剥がれそうでした(^-^;
ジュースを一気に飲み干して、新穂高温泉までの残りを歩き切りました。
雲の平は残念だったけど、念願の笠ヶ岳に登れて大満足でした!!

エピローグ
帰路に着いた頃、ジャンダルムを制して下山したつぼちゃんが、とある有名店に並んでいると連絡が。
ん?そこ、めっちゃ近くやと思う!と、じゅんじゅん。
え?寄ってみる??と、よっしー。
店前の行列には連絡通りつぼちゃんと相棒のTっちゃんが並んでました。
一頻り関西弁で捲し立て、冷やかして、嵐のように去ってやりました笑